再洗礼派運動500周年を記念

3年に1度開かれるメノナイト世界会議(MWC)の総会が、2025年5月26~28日、ドイツのシュヴェービッシュ・グミュントで開かれました。総会に先立って、5月23~24日には執行委員会、平和・宣教・奉仕・信仰と生活の各専門委員会、地域代表や青年委員会の会合が行われ、25日にはMWCの創立100周年を記念する礼拝と懇親会が開かれました。総会と並行して、宣教、教育、平和、奉仕の各ネットワーク会合も行われました。

5月29日の早朝、MWCの代議員・役員は大型バスに分乗し、スイスのチューリヒに向かいました。再洗礼派運動500周年を記念して、市内では各種の交流会、セミナー、シンポジウム、コンサートが行われました。再洗礼派にゆかりのある市内各所には記念Tシャツを着たボランティアが配置され、地図を片手に市内を散策する人たちもいました。午後5時からはウルリッヒ・ツヴィングリが牧会したグロースミュンスター教会で記念礼拝が行われ、その模様は世界にライブ配信されました。礼拝ではアナバプテスト/メノナイトの歴史を導いてきた神の恵みに感謝し、MWCが手がけてきたカトリック、ルター派、改革派との対話と和解の歩みが記憶され、告白と賛美をもってキリストの体を建てあげていく決意を新たにしました。

チューリヒでの記念行事は、『信徒の友』8月号や『クリスチャン新聞』(7月20日付)でも取り上げられました。